遺品整理業者を選ぶ・・・
業者選びとその料金について、お話します。
イザその時に直面した時、遺品整理業者を直接ご存知の方は、少ないと思います。
ましてや『遺品整理業』自体をご存知ないかもしれませんし、遺族・親族で休日に片付けるから、と思われているのかもしれません。
しかしながら、実際に作業に取り掛かると、”どこから手を付けたらいいやら” と想像以上の物量と労力に驚かれるのは想像に難くありません。なにしろ、ご存命中の生活用品(衣食住の全て)に加えて収集品など、その種類と量は多岐にわたるからです。
さて、『遺品整理業者』を探すとしたら、まず、紙媒体広告やインターネットでお近くの業者を検索するのではないでしょうか?
そこで大切なのは、ヒットしたホームページなりSNSなりブログなりに、具体的な作業内容と作業工程の概要が明らかにされていることや契約書の有無は大切ですが、正確な見積もりを算出するため、現況を必ず確認するか否かが記載されているかどうかです。
現場を見ずにいくら経験があるとは言っても、隣近所の状況や間取り、部屋の状況を把握しない限り、作業日数など明確にお答え出来るはずがないのです。
よく散見されるのが、1DK・・・◎◎万円~4LDK・・・◎◎万円と、間取りで金額表示されているホームページがあります。
基準額の提示は、ご依頼する側にとってみれば安心材料の一つです。
でも、そうなんでしょうか?これって血液型が同じならみんな同じ性格と言っているのと変わりないと思います。
みなさんそれぞれ違った環境で、違った生活を営んでいるはずなのですから、すべてその基準額が相当するはずがありません。
出来るだけ正確な物量の把握(実はかなり難しい作業ではあります)と、遺すべきものと処分するものの判別を、ご遺族・ご家族・関係各位とどれだけ打ち合わせ出来るかが、そのホームページなりから判別できることが重要なポイントです。
もちろん、そこに『遺品整理士』資格保有者の存在は最低限必要だと思います。
また、ご遺品の整理や生前の整理において、処分品は基本的に廃棄物として処理されます。そこには当然トレーサビリティが求められます。
業者選びには、しっかり確認しておきたいものです。