ブログ更新です。遺品整理業というお仕事その4
新・当事業所は『遺品整理業』営んでおります。
第4回目となりました今回は、終末活動をお考えの方や、老人ホームに入所されて生前整理をお考えの方々の
“気になるお金の話”です。
前回ご紹介した中に、基準額を設定してある事業者の方々がいらっしゃるとお話しました。
具体的に挙げますと、1K・・・50,000円から 4LDK・・・300,000円からと記載されています。
確かにこのような基準額を設けてありますと、
「あ~うちは4LDKだから300,000円くらいかな?」
と目安の金額があり安心だと思いますね。
では、現実のお話をさせて頂きますと、ごく普通にお暮らしになっていた状態で、300,000円の物量は、かなり質素で片付け上手な方でないと出てこない金額です。戸袋・戸棚・物置に溜めこんだモノがほとんど無い状態と思ってください。
よくよく閲覧していると、基準額以下で整理した事例を私はほとんど観た事がありません。実は、まれにあります。それは処分品を自治体の処分場に持ち込んで処理してるケースがある事です。これなら処分料金はかかりません。ですが、業者が業として行うことは違法です(おそらくご家族・ご遺族の代行としていると思われます)
もし、300,000円で契約書を交わした場合(内容の精査は必要ですが)追加料金にご注意ください。通常、追加料金はリサイクル家電の処分・ご依頼者の都合による処分量の増加(減少は減額になるはず)などです。
『遺品整理士認定協会』によりますと、協会員のアンケート結果から、規模の大小全てを含めた結果全国平均で遺品整理の費用は300,000円~1,000,000円だったとされています。
なぜこのように金額幅があるのでしょう。
先ほどの例のように質素で片付け上手な方と、家中ゴミ屋敷とでは、同じ間取りで料金が同じ訳がありません。
このように、基準額はあくまで目安であり、実際のお宅を拝見させて頂き、金額を提示できる遺品整理業者を選択すべきです。
当然ながらお宅拝見のおりには、出張料金の請求はせず、個人情報の遵守を実行できる事をご確認ください。
次回は、具体的な遺品整理作業についてお話させて頂きます。